2024年1月25日(木)

■姫路競馬場　■サラブレッド系3歳牝馬　■距離：1400m

レース結果

西日本交流競走の第２５回兵庫クイーンセレクションは２５日、姫路競馬場のダート１４００㍍に３歳牝馬１２頭（地元１１、名古屋１）が出走して争われ、唯一の遠征馬２番人気のニジイロハーピーが向こう正面で先頭に立つとプリムロゼの追撃をまったく寄せ付けず快勝。初の重賞制覇を飾った。騎乗していた笠松所属の渡辺は２１年のニジイロに続いて同レース２勝目を挙げた。

向こう正面一気にスパートという奇襲攻撃で遠征馬のニジイロハーピーが重賞初Ｖだ。人気の一角クライムエンジェルがスタートで痛恨の出遅れ。ラブミーテキーラがマイペースの逃げに持ち込んだが、向こう正面で一瞬ペースが緩んだ瞬間を笠松のトップジョッキー渡辺が見逃すはずはなかった。「思いの外、手応えがよかったので早めに先頭に立った。最後まで辛抱してくれた馬に感謝したい」と渡辺。昨年１１月笠松のレース中に落馬し休養していたが、２２日に復帰したばかり。「復活しましたよ」と喜びを爆発させた。

「乗り味がいい。まだ３歳で成長が見込めるし、今後が楽しみ」と渡辺が言えば、管理する今津調教師も「どんなレースでもできるのがセールスポイント」と素質の高さを強調する。連戦が続いただけに１か月ほど休ませて、馬の状態を見ながら地元の重賞戦線を歩むか、グランダムジャパン３歳シーズンに挑むか決める。

■プロフィール
蔵田　成樹
(くらた　まさき)

報知新聞