トップ > レース情報 > レース情報 > 第4回コウノトリ賞
牝馬限定戦として復活した懐かしの重賞レース、第4回「コウノトリ賞」は単勝1・1倍の圧倒的な支持を受けた才媛スマイルミーシャの圧勝で幕を閉じた。
大方の予想通りタガノオボロとニネンビーグミが主導権争いを繰り広げ、スマイルミーシャは離れた3番手というビクトリーポジションをキープ。危なっかしいシーンは一切なく、文字通りの完勝で重賞6勝目をゲット。あらためて4歳最強馬の地位を不動のものにした。
今後に関しては「鞍上も疲れを気にしていたので放牧に出すことになると思います。少しゆっくりさせて暖かくなったら坂路で鍛えてもらって、戻ったら能検を叩いて兵庫女王盃(4月4日)というローテを考えてます」と飯田良師。
1着=スマイルミーシャ(吉村智騎手)園田金盃のデキはなかったが、力が違うと思ってましたから。レース展開もイメージ通り。後ろが動いたらタイミングを見て抜け出そうと思ってましたが、しっかりこの馬のレースができました。
2着=クリノメガミエース(笹田知騎手)やりたいレースはできました。相手が上だったと言うしかありません。もちろん悔しいですが納得の2着です。
3着=アイヤナ(永井孝騎手)折り合いに苦労して戸惑いながら走ってましたが、結果的にそれがいいほうに出た感じです。前へ行っても潰されるだけなので終い重視の競馬で正解でした。収穫大の一戦です。
4着=マヤローザ(広瀬航騎手)スタートでトモを滑らせたのが痛かった。最後までじわじわ伸びてたし、これぐらいの距離のほうがいいかも。
5着=マルグリッド(下原理騎手)できればインを走りたかったんですが、位置取りはイメージ通り。思ったほど走れませんでしたがこれからの馬。今後に期待です。
6着=クレモナ(杉浦健騎手)後方でで上手く折り合えたんですが、いざ追い出したら思ったほど弾けませんでした。
7着=デンコウハピネス(鴨宮祥騎手)ひと息入っていたせいか力んで走ってました。一回使ってれば結果は違ったと思います。
8着=ニネンビーグミ(山本咲騎手)ハナか2番手でとの指示。あの展開は覚悟してましたが、持ち味を出して紛れを求めるにはああいう競馬しかないので。
■プロフィール
瀬藤 治人
(せとう はると)
大阪スポーツ記者
86年4月専門紙記者となり、園田・姫路競馬のトラックマンとして活躍。04年に大阪スポーツの記者となる。長年の経験と鋭い分析による予想には定評がある。