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レース情報

第66回新春賞

2024年1月3日(水)

■園田競馬場 ■サラブレッド系4歳以上 ■距離:1870m

レース結果
レース映像

レース結果

トップハンデ58㌔を背負った1番人気のアラジンバローズ(騸7、新子)が好位から押し切って重賞2勝目を挙げた。勝ち時計は2分3秒4。下原理騎手(46)は新春賞2勝目、新子雅司調教師(45)は同3勝目。次走予定の佐賀記念(JpnⅢ、2000メートル、2月12日)に向けて弾みがついた。2着にナムラタタ、3着にトリプルスリルが入った。

目指す舞台はダートグレード。アラジンバローズにとって地元馬同士の新春賞では負けられなかった。大外枠から五分のスタートを切ると、スッと好位4番手に控えた。しかし今回はスローペースと重賞仕様に強い調教を施したことで、馬が掛かった。豪腕をもってして手綱を抑えるのに苦労していたが、2番手の外にいたエイシンビッグボスの後ろで制御すると、3角からスパートを開始。人気を二分したツムタイザンを内に閉じ込めてあとはゴールを目指すだけ。外からナムラタタやトリプルスリルが猛追したが、最後までアラジンバローズの勢いが止まらなかった。

下原騎手は「2番手(の位置)が欲しいと思ったけど、掛かる心配があったので折り合いを重視して進めた。引っかかっている分、最後に脚は上がったけど、力があるので思い描いた競馬ができました」と笑顔を見せた。

新子師も「地元では負けられない思いが強かった。新年最初の重賞を勝てたことが一番気持ちいい。今回の調教で加減が分かったし、ダートグレードの流れなら今回のように掛かることはないと思う。今後はラッキードリームと兵庫の中長距離界を担って行ければと思います」と胸を張った。次走予定の佐賀記念は今年JBCが行われる舞台。ここで結果を出せばさらなる夢が広がる。

松本 健史

■プロフィール
松本 健史
(まつもと たけし)

日刊スポーツ