トップ > レース情報 > レース情報 > 第7回兵庫ゴールドカップ
やはり遠征馬は強かった。1番人気に支持されたブラックストームは9着に沈んだものの、勝ったダノンジャスティスを筆頭に遠征馬が表彰台を独占。地元のエース格パールプレミアは果敢に逃げたが、あと一歩が粘れず4着に敗れた。
1着=ダノンジャスティス(上田将騎手)パールプレミアが速かったんであの位置に。手応えはそんなに良くなくて直線入り口では3着ぐらいかなと思ったんですが、前が止まったのもあって突き抜けてくれました。高知だといつも3コーナーでバタバタするのに園田だとあそこから伸びる。軽めの調整だったし不安はあったんですが、先生の「うちの馬向きの馬場だから」という言葉を信じて乗りました。
2着=ベストマッチョ(岡部誠騎手)スタートでトモを滑らせた。前に楽させたくなかったんで早めに捕まえようと。最後も踏ん張ってるけど、勝ち馬の切れ味が上だったので仕方がない。
3着=ヴァヴィロフ(笹川翼騎手)輸送を含めて経験の差が出た。進路を見つけるまで動けなかったが、前が空いてからは脚を使ったように、それなりに収穫はあった。力は示せたと思う。
4着=パールプレミア(笹田知騎手)いい感じで逃げられたが(岡部さんに)早めに来られた。交わされてからも粘ってるし、結果は4着でも内容は評価できます。
5着=ケンジーフェイス(田野豊騎手)直線は脚を使ってるが、外枠だったんで溜めが利かなくて弾けなかった。内枠なら結果は違ったと思う。
6着=イナズマテーラー(下原理騎手)前走は逃げて止まったんで余り行きたくなかった。ゲートは出たけど外枠なのでイメージ通りの競馬ができなかった。
7着=トリニティノット(中田貴騎手)気配は良かったし道中の手応えも抜群。3コーナーで内に押し込まれて他馬と接触する不利があったのが悔やまれる。
8着=プレイヤーズハイ(長谷部騎手)枠的にコースが限定されて厳しかったが、この馬なりには走ってるので今後につながると思います。
9着=ブラックストーム(吉原寛騎手)返し馬では落ち着いてたのに、レースでは嫌気を出して集中を欠いた。タイプ的に小回りの千二は合わない。
10着=エイシンヌプリ(田中学騎手)前2頭が飛ばしてああいう形になったからね。この結果は仕方がない。
11着=ワラ(福原杏騎手)押し出されてあの位置に。かなりハミを噛んで力んでた。周りに馬を置いて走ればもう少しやれたのでは。
12着=ヴィーダ(吉村智騎手)いいところがなかった。以前乗った時のデキではなかったね。
■プロフィール
瀬藤 治人
(せとう はると)
大阪スポーツ記者
86年4月専門紙記者となり、園田・姫路競馬のトラックマンとして活躍。04年に大阪スポーツの記者となる。長年の経験と鋭い分析による予想には定評がある。