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レース情報

第65回新春賞

2023年1月3日(火)

■園田競馬場 ■サラブレッド系4歳以上 ■距離:1870m

レース結果
レース映像

レース結果

第65回新春賞は笹田知宏騎手が騎乗した3番人気のアキュートガール(牝4、新子)が2番手から抜け出して重賞初制覇を飾った。勝ち時計は2分2秒6。4歳牝馬による勝利は史上初だった。2着に11歳馬のエイシンナセル(牡、北野)、3着にクリノメガミエース(牝4、石橋)が入った。なお、1番人気のタガノウィリアムは10着に敗れた。

名門・新子厩舎の新星アキュートガールが兵庫転入後、無傷の5連勝でビッグタイトルをつかんだ。トップハンデ56・5㌔を背負った同厩舎のタガノウィリアムがハナを切り、アキュートガールは2番手の外で折り合いをつけると、2周目3角で失速したタガノウィリアムをかわして早くも先頭に立った。そこで内からエイシンナセルが強襲して、直線では2頭の競り合いになったが、手応えに余裕のあるアキュートガールがもうひと伸びを見せて、堂々と先頭で駆け抜けた。

笹田騎手は昨年の兵庫ダービー、バウチェイサー以来の重賞制覇に左手で何度もガッツポーズをつくった。「(新子)先生から、もまれない方がいいと聞いていましたが、内からタガノを先行させて自分の形に持ち込むように、そこだけ集中していました。2番手で折り合いを付けることができたし、リラックスして走ることができました。(3角で)吉村騎手に死角をつかれましたが、エンジンをかけるとすんなり反応してくれました。馬の状態もすごく良かったですし、チャンスをもらえて良かったです」と笑顔を見せた。

新子雅司調教師(44)は16年のアクロマティック以来、7年ぶり2度目の新春賞制覇だった。「新年1発目の重賞を勝つことができたことが大きい。これから牝馬を引っ張っていければ」と胸を張った。

松本 健史

■プロフィール
松本 健史
(まつもと たけし)

日刊スポーツ