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レース情報

第16回兵庫若駒賞

2023年8月31日(木)

■園田競馬場 ■サラブレッド系2歳 ■距離:1400m

レース結果
レース映像

レース結果

31日、園田競馬場で行われた第16回「兵庫若駒賞」は断然の1番人気に支持されたマミエミモモタロー(諏訪貴厩舎)がデビューから無傷の3連勝で重賞連覇に花を添えた。

スタートを決めて主導権を奪うと、あとは独壇場と言っていいパフォーマンスで2着馬に7馬身差をつけるを圧勝劇。対戦のないスター候補生が控えてはいるが、現時点での最強2歳馬の地位を不動のものにした。今後は新設重賞のネクストスター園田(10月12日)で重賞3連覇の偉業に挑む。

ヒーローの川原正騎手は「ごちゃつくのは嫌なのでスタートが速かったら逃げた方がいいと思ってた。道中のペースも楽でうまくハミが抜けて馬がリラックスして走ってた。距離は問題なさそうだし勝ちっぷりに将来性を感じた」と愛馬にぞっこん。自身の持つ最年長重賞勝ちの記録を三週間で更新したが、「まあ、僕の記録はどうでもいいよ。馬を褒めてやって」と苦笑い。

2着はジュベナイルカップ4着からの巻き返しを狙った2番人気のスタビライザーで、3番人気のフェリシスが3着に入り、連勝式馬券はすべて1番人気での決着となった。
2着=スタビライザー(竹村達騎手)3番手には行きたかったが、もまれて砂を被ってもしっかり走ってくれた。直線もじわじわ伸びてきたし、負けたけどそれなりに収穫はありました。
3着=フェリシス(山本咲騎手)ほぼイメージ通りのレースができました。素質的にはそんなに差はないと思うけど、現時点での完成度の差が出た感じですね。
4着=グレートメモリーズ(永井孝騎手)来た頃よりだいぶ馬がしっかりしてきましたが、まだまだ良化の余地を残してます。4コーナーでは2、3着ぐらいないかと思ったんですが、もうひと伸びしてくれませんでした。
5着=ゼンダンノハゲミ(吉村智騎手)強引に行こうと思えば行けたけど、きょうは控えるつもりだったので。砂を被って少し嫌がってたけどそれなりに走れたし、次につながる競馬はできた。
6着=グレールール(中田貴騎手)手応え抜群で3コーナーでは期待してたのに直線で全然伸びなかった。敗因が分かりません。千四は微妙に長いのかも。
7着=ベラジオケンシロウ(鴨宮祥騎手)もう少しやれると思ったのですが、本調子じゃなかったのかも。先々は走ってくると思います。
8着=エヌケージャパン(大山慎騎手)最後まで一生懸命に走ってます。自己条件に戻ってこの経験を生かせれば。
9着=アフェットレイ(田野豊騎手)ゲートは出たけど位置を取れませんでした。このメンバーに入ると厳しかったですね。

瀬藤 治人

■プロフィール
瀬藤 治人
(せとう はると)

大阪スポーツ記者
86年4月専門紙記者となり、園田・姫路競馬のトラックマンとして活躍。04年に大阪スポーツの記者となる。長年の経験と鋭い分析による予想には定評がある。