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レース情報

第7回西日本ダービー

2022年9月15日(木)

■園田競馬場 ■サラブレッド系3歳 ■距離:1870m

レース結果
レース映像

レース結果

15日、園田競馬場で行われた第7回「西日本ダービー」を制したのは金沢のスーパーバンタム。2番手追走から抜け出す正攻法で8連勝を達成し、ビッグタイトル制覇に花を添えた。さすがに地元戦のように圧勝とはいかなかったが、接戦を根性で切り抜けて新境地を開拓したのは収穫と言えるのではないか。重賞V5を成し遂げた北陸の才媛の勢いはとどまるところを知らない。全国区の舞台に立つ日もそう遠くはないだろう。

1着=スーパーバンタム(青柳正騎手)この展開(2番手)もありかなとは思ってたし、すぐにペースが落ち着いたので追走は楽でした。ただ、初の遠征なので輸送を考慮して追い切りを加減したのですが、追い出して弾けなかったのはそのへんが影響したのでしょう。こういう勝ち方ができたのは収穫で、もうひとつ引き出しが増えました。この馬のいいところは牝馬なのに落ち着きがあるところ。今日のパドックも堂々としてました。ますます今後が楽しみになりました。
2着=フィールマイラヴ(塚本雄騎手)ハナか2番手と思ってました。折り合いもついて感じは良かったが、4コーナーでは余裕がなかった。それを思えば粘ってます。
3着=アイファーエポック(渡邊竜騎手)もう少し前へ行きたかったが、溜めが利いて上手く走れました。前走、もまれるレースを経験したのが大きかった気がします。
4着=アイファーファイト(長谷駿騎手)ゲートで遅れたぶん早めに押したんで最後は苦しくなった。でも、初距離でこの結果は上等でしょう。
5着=マオノフィッシュ(田中学騎手)思ってたよりも前へ行けた。前との比較はできないが、悪くない走りだったのでは。
6着=スターフジサン(吉原寛騎手)ローテがきついぶん疲れが残ってた。道中もいつもの感じじゃなかったので積極性を欠く走りになってしまった。
7着=ベルレフォーン(下原理騎手)外回りになったのが誤算だが、勝馬を目標にレースはできた。ただ、4コーナーでは手応えがなかった。
8着=ピロコギガマックス(杉浦健騎手)いい位置を取れてペースも落ち着いたのに勝負どころで反応が鈍った。あのへんが改善されないとワンランク上へ行けない。

瀬藤 治人

■プロフィール
瀬藤 治人
(せとう はると)

大阪スポーツ記者
86年4月専門紙記者となり、園田・姫路競馬のトラックマンとして活躍。04年に大阪スポーツの記者となる。長年の経験と鋭い分析による予想には定評がある。