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レース情報

第49回白鷺賞

2020年1月30日(木)

■姫路競馬場 ■サラブレッド系4歳以上 ■距離:2000m

レース結果
レース映像

レース結果

15年ぶりの復活となった姫路競馬場での伝統の重賞レース「白鷺賞」。兵庫競馬を代表する中、長距離界のツートップであるタガノゴールドとエイシンニシパが、昨年の園田金盃以来舞台を変えての対決となり、再びタガノゴールドが力強く差し切り重賞3連勝。通算7つ目の重賞タイトルを獲得した。エイシンニシパはまたしても2着と涙を呑んだ。

マイタイザン不在でハナを奪ったのは名古屋のモズオラクル。いつも以上に好発を決めた2番人気のタガノゴールドが無理なく2番手につけ、そこへ取り付いたエイシンニシパ。道中はそのまま淡々と流れ、2週目3角からペースアップ。4角でインを突いて抜け出しを図ったエイシンニシパをモズオラクルを挟んで外からタガノゴールドが力強く伸びて直線半ばで引き離し、ゴールでは3馬身差をつけた。相棒を完璧にエスコートした下原理騎手は「スタートが良かったので思い切って行きました。何もかもうまくいったが、いい状態だったし、きゅう舎スタッフのおかげです」と新子雅きゅう舎スタッフに感謝の言葉を述べ、喜んだ。また管理する新子雅師はこの勝利で西日本地区全ての競馬場で重賞制覇。「今後はオーナーと相談してですが、はがくれ大賞典(3月15日・佐賀)などの交流重賞へ。広いコースの方がいい馬ですから大井競馬でも走らせてみたいですね」と19年の兵庫競馬年度代表馬は20年の今年、活躍の舞台を広げる模様だ。

2着は1番人気のエイシンニシパ。3着以には2馬身の差をつけ、重賞10勝馬の実力は示した。「今日は先手を取られてしんどかった。相手が追って伸びる馬だから直線が長いコースも良かったようだ。でも、舞台が違えば結果も変わりますよ」と吉村騎手は改めての雪辱を誓った。3着は3番人気のマコトタリスマン。好位から伸び、距離延長を生かして重賞で初の複勝圏に。田中学騎手は「行こうと思ったが、他が速くて。外枠がアダになりましたね」と振り返った。

工藤 修

■プロフィール
工藤 修
(くどう おさむ)

デイリースポーツ記者