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レース情報

第12回兵庫若駒賞

2019年10月17日(木)

■園田競馬場 ■サラブレッド系2歳 ■距離:1400m

レース結果
レース映像

レース結果

17日、園田競馬場で行われた兵庫若駒賞は断然の1番人気(単勝1・1倍)に支持されたエキサイターが快勝。レースは先行馬を行かせるだけ行かせておいて5番手から。3コーナー一気のスパートで先行集団をひと飲みすると、ついてこれたのは2番人気のピスハンドだけ。それも並ぶまではいかず、どうにも差が詰まらない。終わってみれば3馬身差の圧勝劇で、あらためて1強ぶりを見せつけた。今後は経過を見てからになるが、順調ならデイリー杯2歳S(芝・千六・11月9日)へ向かう予定。

1着=エキサイター(吉村智騎手)前はいつでも捕まえられるので、後ろのピスハンドだけ警戒してました。新馬戦で乗ってるし走る馬なのは分かってたので、あの馬より前のポジションがほしかった。追い切りが重かったとのことで体重も増えてましたが、エンジンが掛かってからはさすがの動き。コーナリングは下手ですが、4コーナーでは何とかなるかなと。
2着=ピスハンド(大山真騎手)いいとこに入れたのでエキサイターが動くのを待ってました。ペースが上がっても離されずについて行った。直線で止まったのは久々の影響。素質はあるし伸びシロも大きい。かなり走ると思いますよ。
3着=ナットビーワン(山田雄騎手)前半ハミを噛んだが、1、2コーナー流れてくれたので折り合いはついた。距離延長は問題なかった。このメンバーで3着なら走ってます。
4着=ガーネットジェム(川原正騎手)展開に左右されやすい馬。大外枠で無理はできないからね。直線は伸びてたし自分の力は出せたと思う。
5着=ディアタイザン(杉浦健騎手)ハナにはこだわってなかったが、ゲートも出たしダッシュも良かったので積極的に行った。自分の競馬はできたと思う。これからもっと良くなる馬です。
6着=グレイテストクルー(笹田知騎手)強い馬を相手に自分から追いかけて最後まで頑張ってくれた。いいモノを持ってます。この経験は今後に生きると思います。
7着=フセノオー(下原理騎手)とにかく気が悪い。嫌気をさすとすぐやめてしまうが能力はある。砂を被らない位置でもまれずスムーズな競馬ができればもっと走る。
8着=ニコラスタッカート(竹村達騎手)連闘でも落ち着いてたしデキは良かった。レースも上手。気性面で成長して大人になってるのが分かる。
9着=スマイルジュピター(田中学騎手)馬が幼すぎる。2走前に逃げ切ったときも全然ハミを取らなかったからね。もっと気持ちが走る方に向かないと厳しい。
10着=ワールドポルタ(大柿一騎手)ついていくと止まるので上がりの競馬に徹した。じわじわでも伸びてたし最近では一番の競馬ができた 。
11着=カズヤラヴ (赤岡修騎手)前走が前走なので半信半疑だったが、乗ってみたら思ったよりいい馬。きょうは相手が悪すぎた。教えることは多いけど、うまく育てればかなり活躍できるのでは。
12着=ヘイセイロード(高畑皓騎手)1コーナーまでだが前半ついていった。終いはバタバタになったが、長い目で見ればいい経験でしょう。

瀬藤 治人

■プロフィール
瀬藤 治人
(せとう はると)

大阪スポーツ記者
86年4月専門紙記者となり、園田・姫路競馬のトラックマンとして活躍。04年に大阪スポーツの記者となる。長年の経験と鋭い分析による予想には定評がある。