トップ > レース情報 > レース情報 > 第59回 姫山菊花賞
4日に行われたJBC指定競走「姫山菊花賞」は、12頭が1700メートルに激突した。2番人気メイショウオオゼキが立ち遅れた。スタートを決めたのは5月「兵庫大賞典」以来も重賞8勝馬マイタイザンだ。大外からストーミーワンダーががっちり2番手をキープした。
向正面から連覇を目指す1番タガノゴールドと田中騎手エイシンミノアカがスパートした。その動きに2番手からストーミーワンダーも仕掛けて4角手前でマイタイザンを交わして、先頭に立った。
直線に入って引き離しを狙うストーミーワンダーだが、タガノゴールドにエンジンが掛かった。ゴール前に鋭く伸びたが3/4馬身抑えた。
「馬に余裕があった」(渡邊騎手)ストーミーワンダーに対して「良く伸びてくれたが、位置が悪かった」(下原騎手)。
優勝したストーミーワンダーは3連勝の余勢を駆った重賞5勝目。主戦の佐藤騎手が落馬負傷で急遽の騎乗だった渡辺騎手の手綱捌きが光った。
■プロフィール
池永 博省
(いけなが ひろみ)
日刊スポーツ記者
入社以来40年にわたり園田・姫路競馬の担当記者として活躍。その経験に裏付けられたレース分析には定評がある。