トップ > レース情報 > レース情報 > 第19回兵庫ダービー
ダービー・シリーズ第5弾「第19回 兵庫ダービー」(1870メートル)は、7日の園田競馬10Rに12頭が激突した。中位を進んでいた3番人気の2歳王コーナスフロリダ(牡3、園田・田中範)が向正面から動いて4角先頭、巻き返し来る1番人気クリノヒビキを抑えて優勝した。テンの速いペースに優勝タイムは、兵庫ダービー史上では11年のオオエライジン(1分58秒6)以来4度目の2分を切った。手綱を取った重賞依頼騎手の名古屋・岡部騎手は初優勝、管理する田中範師は15年インディウム以来4勝目。
のじぎく賞馬トゥリパは立ち遅れたが、ハナを狙っていたラビットハーバー、ラザレフに菊水賞馬の2番人気アゼツライトも加わって予想通りの激しいハナ争いで始まった。ペースは相当に速かった。
ペースがガクンと落ちた3角手前で動きがあった。いつもよりは前の位置5番手にいたクリノヒビキがスパートして3角で先頭に立った。だが、外にマークするように進んでいた園田ジュニアカップを制した2歳王コーナスフロリダがいた。
そして、田中範師の指示通りに4角で先頭にコーナスフロリダが内で必死に巻き返しを狙うクリノヒビキを振り切った。
コーナスフロリダの今後の予定は夏場を休養して、最終的には秋の「西日本ダービー(10月23日、金沢)」で3つ目のタイトル奪取を目指す。
■プロフィール
池永 博省
(いけなが ひろみ)
日刊スポーツ記者
入社以来40年にわたり園田・姫路競馬の担当記者として活躍。その経験に裏付けられたレース分析には定評がある。