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レース情報

第60回園田金盃

2017年12月7日(木)

■園田競馬場 ■サラブレッド系3歳以上 ■距離:1870m

レース結果
レース映像

レース結果

第60回「園田金盃」は2番人気のサウスウインド(赤岡修騎乗)が3番手追走から直線抜け出し、追い込んできたミッレミリアの強襲を首差抑え5度目の重賞制覇を飾った。3着は逃げたマイタイザン。1番人気に支持されたエイシンニシパは伸びを欠き4着に終わった。

 金盃3度目の挑戦でサウスウインドが悲願の勝利を手にした。道中は外の3番手を気分よく追走。内で並んでいたエイシンニシパの反応が鈍いと見ると3コーナーで一気にスパート。直線半ばでマイタイザンを競り落とすとミッレミリアの追撃を振り切ってゴールに飛び込んだ。騎乗していた赤岡修も金盃は欲しいタイトルだった。「やっと勝てました」とほっとした表情。「ペースが落ち着くのも早く、折り合いもつけやすかった。(ミッレミリアの追い上げで)最後まで気合が入りました」と興奮気味に話した。
 いつもは冷静沈着な山口浩調教師だが金盃は2年連続2着に終わっただけに3度目の正直とばかりに勝利に向けて万全の仕上がりを施した。その気迫が見事に愛馬に乗り移った格好だ。サウスウインドは5月の「兵庫大賞典」に続いて今年2度目のタイトルを獲得したことで年度代表馬の座が見えてきた。次走は来年1月3日の「新春賞」か、同日、川崎競馬場で行われる「報知オールスターカップ」のいずれかを予定している。

大山騎手(2着ミッレミリア)「あそこまで追い詰めただけに最後はかわしたかった」
杉浦騎手(3着マイタイザン)「具合はめちゃくちゃよかった。厳しい流れだったが自分の競馬をしての結果なので仕方ない」

蔵田 成樹

■プロフィール
蔵田 成樹
(くらた まさき)

報知新聞