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レース情報

第17回 兵庫ジュニアグランプリ JpnII

2015年11月25日(水)

■園田競馬場 ■サラブレッド系2歳 ■距離:1400m

レース結果
レース映像

レース結果

単勝2.1倍だから断然人気とは言えないが、サウンドスカイが披露したパフォーマンスは完璧。鮮やかな3連勝で重賞制覇に花を添えた。
スタンド前では中団7番手。ペースは落ち着き先行馬向きの流れだったが、鞍上の戸崎は「末脚には自信がある。後ろからでもいいと思っていたのに意外といい位置を取れた。おかげで余裕を持って乗れた」。あの時点で勝負は決していたのかもしれない。
レースが動いたのは3コーナー。マシェリガールがスパートをかけ、先行集団がひとかたまりに。もちろんサウンドスカイがそんなチャンスを逃すはずがない。「横山さんが動いてくれて絶好の展開になった。あの時点で何とかなるかなと。外に出したときも抜群の手応え。4コーナーで勝利を確信した」。将来性に関しても「いいモノを持ってる。距離も融通が利きそう。かなり期待できるのでは」と、横綱相撲での快勝劇にヒーローはご満悦。ちなみに次走は未定。今後の様子を見ながら芝も視野に入れて決めるとのこと。
2着=コウエイテンマ(和田騎手)他が行かないので逃げたが、初めて逃げたので3コーナーで並ばれたときに集中力が切れてフワッとした。それでも伸び返したからいい根性をしてる。一回でも逃げてれば結果は違ったかも。でも、これでダートにメドが立ったので選択肢が広がる。
3着=オデュッセウス(岩田騎手)ペースが遅くてスタンド前で掛かった。ダートのさばきは問題なかったので、ちょっと悔いが残る。JRAの速い流れならダートでも勝負になる。
4着=マシェリガール(横山典騎手)最後は止まったけど勝負どころいい脚を使った。ダートは合ってるみたい。初ダートでこの内容なら上等。
5着=ジョーフリッカー(川原正騎手)掛かると聞いてたが、スローなのに折り合いがついた。それが良かったのか悪かったのか分からないが、JRAの馬とはちょっと差があるね。
6着=ナイスヴィグラス(服部茂騎手)右回りの方がいいのは間違いない。能力は高いが良化途上でトモに力がない。現状ではコーナー四つの競馬はつらい。
7着=マイタイザン(杉浦健騎手)こんな展開は初めてなので馬が怖がりながら走ってた。バテてはいないが、3コーナーで砂を被るとやめてしまった。この経験を今後に生かせれば。
8着=ジオコロナ(松本幸騎手)無理してないのに前へ行けた。その気なら逃げられたかも。適鞍に戻れば期待できる。
9着=ハッピーガール(鴨宮祥騎手)ちょっと疲れが溜まってるみたい。ゲートがうるさかったので出てからもじっとしてたが、この馬なりに直線は脚を使ってくれた。
10着=キサナドゥー(高畑皓騎手)幼いせいか内にささりっぱなしで消化不良の競馬。もっと競馬を覚えないと。
11着=クロシオソダチ(吉本隆騎手)状態は前走以上だったが、さすがに相手が強すぎた。いい経験になりました。
12着=タケマルリート(永島太騎手)スタートも決まったし精いっぱい乗ったけど、相手関係を考えればこの結果も仕方がない。

瀬藤 治人

■プロフィール
瀬藤 治人
(せとう はると)

大阪スポーツ記者
86年4月専門紙記者となり、園田・姫路競馬のトラックマンとして活躍。04年に大阪スポーツの記者となる。長年の経験と鋭い分析による予想には定評がある。