レースの特徴
2・3歳ダート短距離路線の頂点競走である「兵庫チャンピオンシップ(JpnII)」に向けた競走。11月の兵庫ジュニアグランプリ(JpnII)へ向けた一戦ともなる。
記者がお伝えする今回の見所
9月25日の兵庫ジュベナイルカップで上位に入った馬が引き続き優位を保つのか新興勢力が浮上してくるのか、大みそかの園田ジュニアカップに向けて注目の一戦となる。
ジュベナイルカップのリーガルタイムは3コーナー付近で行き場を失う不利がありながら盛り返して勝ち馬からハナ差2着と能力の高さを示した。2歳馬らしからぬ勝負根性があり、レース運びの巧みさも光る。今回も万全の態勢で出走できそうなだけに重賞制覇が見えてきたといえる。
同レースの勝ち馬エイシンイワハシルはホッカイドウ競馬で重賞3着の実績を残して兵庫へ転入。いきなり重賞挑戦で勝つのだから相当の能力がある。この中間も順調に調整が進んでおり今回も上位争いに加わってくるのは確実だ。
新しい勢力としてエイシンリガーズを挙げたい。エイシンイワハシルと一緒にホッカイドウから兵庫にやってきたのだが、体調を崩して1日のアッパートライ戦が兵庫初戦となった。順調さを欠きながらも逃げ切ったところに素質の高さがうかがえる。今回は同型馬がそろっているだけに、自分のペースで運べるかが焦点となる。
兵庫ジュベナイルカップで3着だったアングレも見せ場は作っており、キャリアを積みながら着実に成長を続けている。昨年の同レースを後の兵庫3冠馬オケマルで制している盛本厩舎が自信を持って送り出すだけに目が離せない存在だ。

PROFILE
蔵田成樹
くらたまさき
報知新聞





