レース結果
兵庫5頭、高知5頭が激突した一戦は、高知のロレンツォが上がり3ハロン37秒7の豪脚を繰り出して差し切り、重賞初制覇を果たした。勝ち時計は1分27秒9。2着は4角先頭から粘り込んだ高知のミスズグランドオー。1番人気の22年兵庫ジュニアグランプリ馬オマツリオトコはロレンツォと同じ上り時計だったが、最後方から追い上げ届かず3着に敗れた。
重賞の舞台で自慢の末脚がさく裂した。序盤は後方3番手で脚をためて3角からグングン加速していくと、4角で前を射程圏に捉えた。直線に入ると一気にエンジンが点火、内で粘ったミスズグランドオーを半馬身捉えた。
赤岡修次騎手は「前走の高知C1とは条件が違うので位置は後ろになったけど、3角では捕まえられると思っていました。コーナーが下手で、外に張りながら走るので、直線で手前を替えてハミをかんでくれればなと思っていましたが、しっかり動いてくれました。距離ももう少し融通が利くと思います」と振り返った。
田中守師は3頭出しで1着、4着(ルコルセール)、5着(イモータルスモーク)とすべて入着した。「ロレンツォは中央でも上がり最速で来ていた馬。勝ってくれて良かった。次は(全国交流の)兵庫ゴールドカップにまた3頭で来たいけど、選ばれるかな(笑)。また楽しみが増えました」と笑顔を見せた。


