レース結果
園田競馬の「第26回兵庫優駿」は26日、第11R1870㍍戦で、兵庫3歳馬の頂上決戦が行われ、下原騎乗のオケマル(牡3=盛本信)が優勝した。同馬はデビューから無敗で、11年オオエライジン以来の快挙となった。
文句なしの2冠だった。それを評すかのようにオケマルの単勝は1・0倍という元返し。大きな期待に応えての勝利だった。道中は3番手の外という、力を信じての騎乗。余裕たっぷりに追走すると、3角手前では先頭へ。最後はそのまま後続を突き放して、8馬身差という圧倒的な強さを披露した。「ペースが思った以上に遅かったので、早めに動いても大丈夫だと思いました」と下原。全幅の信頼を置く愛馬と最高の結果を導き出した。盛本信師は「プレッシャーもあったので、とにかくホッとしました」と安堵の表情。初の優駿トレーナーの称号に「うれしいですね」と笑顔を見せた。無傷の7連勝で2冠を決めた。残すは園田オータムトロフィー。無敗の3冠馬誕生が現実味を帯びてきた。


