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第15回 園田FCスプリント レポート

開催日 2025年6月19日(木)
場所 園田競馬場
条件 サラブレッド系3歳以上
距離 820m

レース結果

820㍍の電撃重賞「第15回園田FCスプリント」が19日、園田競馬場で12頭立てで争われ、吉原寛人騎手騎乗で3番人気に支持されたユアマイドリーム(高知・牝3)が逃げ切り。3歳馬が制したのは史上初。また、吉原騎手は今月8日から19日までの12日間で、異なる競馬場で重賞5勝の離れ業を成し遂げた。

2年連続で遠征馬が逃げ切り。昨年も驚いたが、今年の勝ち馬はケタが違った。鞍上が「本当に速かった」と漏らした言葉がすべてだろう。
出脚ではゴールドボンドのほうが優勢だったが、二の脚で、しかも楽な手応えのままユアマイドリームが並びかけ、そして抜き去ってハナへ。「番手では進めたくなかったので、ハナまで行けたときは楽しみ、と思って4コーナーを回って来ました」と鞍上。約3馬身差をつけて直線に向き、さらに「直線でも反応してくれた」(同騎手)というのだから、後続はお手上げである。
 「53㌔はデカいね」(2着スマートセプター=下原騎手)、「斤量の差やね」(3着ゴールドボンド=小牧騎手)と話したように、勝ち馬の軽量も勝因のひとつ。だが、それも能力とスピードがあってこそ。「この路線でほかに重賞があれば、チャレンジしてみたいですね」と、重賞請負人のお眼鏡にかなったユアマイドリーム。今後もスプリント路線で台風の目となるに違いない。

 工藤真司調教師「デビュー戦、2戦目と800㍍で連勝したときに、この条件が向くと思っていた馬。二の脚が速いのは分かっていたし、鞍上も思った通りの騎乗をしてくれました」

PROFILE

門田光生
かどたみつお

サンケイスポーツ