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第63回 六甲盃 レポート

開催日 2025年6月5日(木)
場所 園田競馬場
条件 サラブレッド系4歳以上
距離 1870m

レース結果

2番人気のマルカイグアス(牡4、橋本)が、先月オーストラリアから帰国した鴨宮祥行騎手を背に9馬身差の圧勝。5つ目のタイトルを手にした。勝ち時計は2分2秒1。2着は船橋ノットリグレット、3着はベストオブラックの伏兵馬2頭が入り、3連単は8万6270円の波乱となった。
昨年の兵庫優駿、園田金盃など大舞台で強烈なまくりを決めてきたマルカイグアスが、冬を越えて完全復活した。好位5番手でじっくり脚をためて、向正面から一気にスパート。3角過ぎで先に抜け出したサンライズホープを捉えると、あとは独壇場。はるか後方で繰り広げられる2着争いをしり目に堂々と突き抜けた。
鴨宮騎手は「スタートだけ遅れないように気をつけました。(向正面で)外に切り替えてから踏み込んでいきましたが、気持ちよかったです。昨年も現役最強と思って乗っていましたが、また皆さんに強いところを見せられて良かったです」と白い歯がこぼれた。
橋本忠明調教師は「レース前はもうひとつピリッとしなかったが、追い切ってからガラッと変わった。レースが近づいているのが分かっているのか、体つき、シルエットも良くなった。当日輸送でも落ち着いていたし、これなら力を出せると思った」と仕上がりに自信を持っていた。「今後は未定ですが、調子のいいときに強いところとやっていきたい。ダートグレードも含めて考えていきたいです」とさらなる高みを目指すことを宣言した。

PROFILE

松本健史
まつもとたけし

日刊スポーツ