レース結果
5番人気で地元のキミノハートが主導権争いを制して逃げ切り、重賞初勝利を成し遂げた。2着は2番人気で笠松のスターサンドビーチが直線で大外を伸びて続き、3着には4番人気で兵庫のレイヤーが中団から長くいい脚を駆使して入った。
キミノハートの重賞初制覇は、管理する吉見真幸調教師(43)にとっても記念すべき重賞初勝利。「全ての関係者のおかで。この馬はサマーセールで選んだ1頭で、2歳戦から勝負して重賞を勝てたのはうれしい」と指揮官。2023年8月の開業から、1年9カ月で初タイトルを獲得した。
マイペースで逃げたキミノハートは最終4角で後続を突き放したが、ゴール前で末が甘くなり、大外を伸びたスターサンドビーチに1/2馬身差まで迫られた。「前走を楽に逃げられたので、今回も逃げが理想だった。最後は止まり気味で焦った」と田野豊。鞍上には2022年9月園田プリンセスカップ以来となる重賞2勝目だ。
当初は3歳牝馬重賞のじぎく賞(22日・園田)を目指していたが、2週間前倒した今回の挑戦が成功した。「前走の休養明け初戦を勝って、馬の雰囲気が良かった。それを生かしたかった」と吉見真師。今後は未定だが「馬の状態次第になるが、のじぎく賞はまだ視野に入っている」。キミノハート、厩舎ともに重賞2勝目を挙げる時期は早そうだ。


