レース結果
園田競馬の農林水産大臣賞典「第2回兵庫女王盃(JpnⅢ)」は3日、第11R、1870㍍で行われ、松山弘平が騎乗する1番人気のテンカジョウ(牝4)が直線で鋭く抜け出した。同馬は重賞2勝目。2着にアーテルアストレア、3着にはライオットガールが入り、JRA勢が力を示して、上位を独占した。地方勢では地元のサンオークレアが最先着で4着となった。
テンカジョウが実に強い走りを披露した。ゲートではやや後手に回る形になったが、鞍上・松山の好判断で素早く巻き返し、レースをつくり直した。前を射程圏に入れる形で進めると、勝負どころでも好手応え。直線では鋭脚を繰り出して突き抜けた。「本当に馬が強かったですね。そのひとことです」と松山J。その言葉が示すように着差以上のレース内容だった。「能力は非常に高い馬です。こういった競馬もしてくれたので、これから先も楽しみだと思います」と将来性も高く評価した。この勝利で大きな賞金加算になったことはいうまでもない。4歳馬でこれからの伸びしろもたっぷり。今後の牝馬ダート路線がさらに楽しみになってきた。


