第57回 菊水賞 レポート

レース結果

兵庫３歳３冠ロードの第１弾「第57回菊水賞」が２日、園田競馬場でフルゲート12頭立てで行われ、下原理騎手騎乗で単勝元返しの断然人気に支持されたオケマル（盛本）が８馬身差をつけて逃げ切り。デビューから無傷の６連勝で１冠目を制した。次走は６月26日（園田・1870㍍）の兵庫優駿。無敗での２冠制覇へ邁進する。

好発を決めたオケマルがすんなりハナへ。この時点で、すでに勝敗が決していたのかもしれない。
「ゲートだけが課題でした。しっかりと出していったのでハミを取ったけど、これなら大丈夫だと思いました」と下原騎手。すぐにペースを落とし、自分のリズムでたんたんと運んだ。２番手以下は、オケマルのプレッシャーを感じたのか、勝負どころを迎えても仕掛けていかない。結局、一度も並びかけられることなく直線に向き、ほぼ追うことなくゴール。地元の同世代に敵なしを、改めて印象付けた。
レース後、下原騎手は「無事にさえいってくれれば、よそでも通用する馬だと思います」と、愛馬の潜在能力をアピール。続けて、「単勝１００円ですいませんでした」と、レース内容と同様、余裕のコメントで締めた。

盛本調教師「スタートを出たのがすべてです。逃げた瞬間から安心して見ていられました。兵庫３冠を目指して、このまま無事にいってほしいですね」