レースの特徴
2005年以来、2020年に復活開催となった伝統のレース。
西日本地区との交流重賞。
記者がお伝えする今回の見所
地元勢ではマルカイグアスに期待。昨年は兵庫3歳三冠の兵庫優駿、園田オータムトロフィーを連勝。そして、年末には古馬と初対戦でグランプリレースの園田金盃も制覇して、兵庫の中距離路線で頂点に立った。今年初戦だった前走の新春賞は、まさかの2着。道中8番手とデビューから最も後ろの位置に置かれたのが影響した。今回は初めての2000メートル戦だが、距離が延びていいタイプ。中間も順調で、中団以内につければ前走の雪辱を果たす。
インベルシオンは前走の新春賞で重賞初制覇。2番手から早め先頭の積極策が功を奏した。JRA在籍時に2000メートル以上を経験しており、今回の距離は問題ない。前めにつけて先に仕掛ければ連勝を狙える。
オディロンはJRAオープンクラスからの転入初戦だった前走を快勝。2400メートルの長距離を問題せず、早め先頭で押し切った。調教の動きが良好で、重心の下がったフォームに改善されて、前走以上の走りを期待できる。
遠征勢では愛知のフークピグマリオンが強力。昨年の東海三冠馬で、その後は古馬相手にも快進撃を続けて、すでに重賞8勝の実績。後ろからの競馬になるが、上がり3Fは常に上位の時計で決め手は鋭い。

PROFILE
中山伸治
なかやましんじ
デイリースポーツ記者