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第5回コウノトリ賞 レポート

開催日 2025年1月16日(木)
場所 園田競馬場
条件 サラブレッド系4歳以上牝馬
距離 1870m

レース結果

16日、園田競馬場で行われたコウノトリ賞はラヴィアン(5歳牝・保利平厩舎)が快勝し、鞍上の広瀬は新春賞(インペルシオン)に続いて重賞連覇を果たした。
レースはアキュートガールの逃げで始まり、2番手にスマイルミーシャ。ラヴィアンは好位のインに収まってチャンスを待つ流れで、1番人気に支持されたサンオークレアは無理せず中団から。極端なスローペースに折り合いに苦しむ馬が多く、サンオークレアの反応もいまいち。それに引き換え経済コースをロスなく追走したラヴィアンは終始余裕の手応え。4コーナー満を持してのスパートで一気に弾けて4馬身差の圧勝。2着には何とかスマイルミーシャが流れ込み、サンオークレアもゴール前は意地を見せたが3着が精いっぱいだった。
1着=ラヴィアン(広瀬航騎手)内にささって乗りづらい馬。欲しい位置がとれたのが大きかったですね。スローでちょっと掛かりましたが、4コーナーでも抜群の手応え。とはいえオープン相手なんで確信はなかったです。馬が頑張ってくれました。
2着=スマイルミーシャ(杉浦健騎手)思ってたよりいい位置が取れた。お終いも伸びてるんですけどね。4コーナーで勝ち馬とは勢いが違いました。
3着=サンオークレア(石川倭騎手)テンに動いて外を回らされる展開は避けたかったのであの位置に。門別に慣れてるせいかコーナリングにスムーズさを欠いてましたね。仕上がりは良かったと思いますが力を出し切れませんでした。
4着=クリノメガミエース(笹田知騎手)いいポジションでスムーズに走れました。前走千四を使ったせいか最後に止まったけど頑張ってます。
5着=マルグリッド(下原理騎手)いいとこに入れたけど掛かってどうしようもなかった。もともとスローの瞬発力勝負は合わない馬。あの展開で掲示板に載れたんだから良しとしないと。
6着=アキュートガール(小牧太騎手)スタートが良すぎてハナへ。いいペースで逃げられたんだけど止まったね。本調子じゃなかったのかも。
7着=ブルレスカ(山本咲騎手)3走前の兵庫QCをイメージして乗りました。思ったより折り合いもついてたし力は出してくれました。
8着=アイヤナ(永井孝騎手)兵庫QCの時に比べれば今回はスムーズに走れました。ただ、この距離は難しいです。千四ならもっとやれてたと思います。
9着=エントラップメント(大山龍騎手)逃げたかったんですがゲートを出て隣の馬に接触したりして。もまれ弱いので外に出したんですが、逃げてれば結果は違ったと思うので残念です。
10着=オズモポリタン(大山真騎手)スローペースでハミを取ってしまったので、入着目指してギリギリまで追い出しを遅らせました。3コーナーでも反応してたし、この馬なりに走ってます。
11着=メロディメーカー(川原正騎手)千四を続けて使ってたので折り合いに苦労した。もう少し慣れないとこの距離では厳しい。

PROFILE

瀬藤治人
せとうはると

大阪スポーツ記者
86年4月専門紙記者となり、園田・姫路競馬のトラックマンとして活躍。04年に大阪スポーツの記者となる。長年の経験と鋭い分析による予想には定評がある。