1. トップ
  2. レース情報
  3. 重賞レース
  4. 第67回 園田金盃 レポート

第67回 園田金盃 レポート

開催日 2024年12月5日(木)
場所 園田競馬場
条件 サラブレッド系3歳以上
距離 1870m

レース結果

3歳2冠馬のマルカイグアスが直線で力強く抜け出して歴戦の古馬を退けた。勝ち時計は2分2秒9。鴨宮祥行騎手は園田金盃初制覇だった。 ½ 馬身差の2着はインベルシオン。1番人気のキリンジは3着に敗れた。

マルカイグアスは初めて古馬との対戦。序盤はこれまでとまったく違うペースになったが、好スタートを決めて好位3~4番手に取り付けたことが勝因だった。2周目の3角で先頭に立ったインベルシオンに外から懸命に食らいついていき、直線に入って手前を替えたところで一気に突き放した。

「最近はスタートが上手になって、今日ぐらいの位置には取り付けると思いました。兵庫優駿から本当に馬が良くなってきました。世代最強馬が現役最強馬になった瞬間にいることができて、うれしいです」。鴨宮騎手はレース後の口取り写真で、マルカイグアスと今年重賞3勝、そして1着賞金の3000万円をかけて、高らかと指を3本掲げた。
鴨宮騎手は来年1月からオーストラリアで騎乗することを表明している。「これからもマルカイグアスの背中にふさわしいジョッキーになれるよう、一生懸命頑張ってきます」と胸を張った。

2着のインベルシオンはマルカイグアスに最後はねじ伏せられたが、積極的に前々で運んで意地を見せた。また3着のキリンジはまたしても重賞初制覇とならなかった。直線では大外から伸びたが、勝負どころで反応が鈍く、今回も相手なりの印象を拭うことはできなかった。

PROFILE

松本健史
まつもとたけし

日刊スポーツ