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第58回 楠賞 レポート

開催日 2024年11月7日(木)
場所 園田競馬場
条件 サラブレッド系3歳
距離 1400m

レース結果

3番人気で岩手のフジユージーンが直線での3頭接戦を制して重賞7勝目を挙げた。2着は4番人気でホッカイドウのストリームが内から追い上げて頭差まで迫り、3着には1番人気で船針のギガースが3角先頭から粘り込んだ。

岩手2冠馬のフジユージーンが3歳短距離の頂上決戦を制した。「前走まで二千が続いて、今回の千四は全く違うレースになったが、今までの経験を生かせた。力があるのを改めて実感した」と村上忍。これまでは逃げて上がり最速のスピードで勝ってきたが、今回は初めての上がり勝負で地方全国交流重賞を制覇した。

スタートで出遅れたフジユージンは道中8番手。向正面で3番手から仕掛けたギガースが3角で先頭に立つと、4角で2番手まで追い上げた。直線に入るとラチ沿いからストリームが浮上して、ゴールまでは3頭での競り合い。「想定とは違う展開になったので腹をくくった。最後は少し出ていると思った。こういう競り合いは初めてだったので、勝負根性があるなと感心した」と村上忍。着差以上の完勝だった。

管理する瀬戸幸師はガッツポーズで引き揚げてきた人馬をねぎらった。「久々の短距離で勝手が違ったが、ジョッキーが落ち着いて乗ってくれた。今回は状態が良かった。夏の休養から復帰3戦目で、しっかり結果を出してくれた。次走はまだ決まっていない」。近2戦のダートグレード競走に比べれば、戦いやすい相手で当然の結果なのかもしれない。

PROFILE

中山伸治
なかやましんじ

デイリースポーツ記者