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第21回 兵庫クイーンカップ レポート

開催日 2024年10月30日(水)
場所 園田競馬場
条件 サラブレッド系3歳以上牝馬
距離 1870m

レース結果

やはり絶対女王は強かった。30日、園田競馬場で行われた第21回「兵庫クイーンカップ」は圧倒的な1番人気に支持されたハクサンアマゾネスが力の違いを見せつけ快勝。これで兵庫では負け知らずの4戦全勝で、兵庫サマークイーン賞に続いて連覇を果たした。スタートで遅れてファンはざわついたが、吉原は「よくやるんです。前が空いてたら仕掛けて行こうと思いましたが、無理しなくてもいいかなと。別に慌てることはなかったです」。最後方からの競馬を余儀なくされながらも、1、2コーナーで仕掛けて行く大胆なレース運びで後続を完封だから恐れ入る。「レースのペースに合わせるより、アマゾネスのペースで走らせようと思っただけです。具合も良かったし、あれで押し切れると思いました」と言われては返す言葉もない。「コンパクトな牝馬ですが搭載エンジンが素晴らしい。脚元も丈夫で操縦性もいい。調教からレースまで、僕のこれまでの経験のすべてをこの馬に注ぎ込んでいます」。名手にここまで言われては脱帽だ。走る前から結果は分かっていたのかもしれない。

2着=スマイルミーシャ(吉村智騎手)休み明けにしては感触は良かったです。(ハクサンアマゾネスを)負かせるとしたら今回だと思ってたんですが、スタートが決まらなかったのが悔やまれます。

3着=ブルレスカ(山本咲騎手)外枠でしたが内に入れたし、後方でリラックスして走れたのが良かったのでは。最後は止まりましたが、3、4コーナーでは一瞬を夢を見れましたから。

4着=マルグリッド(下原理騎手)無理せずいい位置が取れたのでこれはと思ったんですが。勝ち馬とは勢いが違いました。この馬なりには頑張ってます。
5着=エントラップメント(鴨宮祥騎手)逃げるつもりでしたが力んで走ってました。勝ち馬に来られた時には余力がありませんでした。
6着=ネネ(大山龍騎手)同厩舎の馬が逃げてたので動くに動けず中途半端な競馬に。結果論になりますが、ハコに入ったほうが良かったかも。
7着=アイヤナ(永井孝騎手)ずっと千四を使ってたせいか、一周目のスタンド前でゴール板を過ぎるとやめようとしてました。直前に千七を使ってれば少しは違ったんでしょうが。

PROFILE

瀬藤治人
せとうはると

大阪スポーツ記者
86年4月専門紙記者となり、園田・姫路競馬のトラックマンとして活躍。04年に大阪スポーツの記者となる。長年の経験と鋭い分析による予想には定評がある。