レース結果
グランダムジャパン古馬シーズンの第3戦(全8戦)、第10回兵庫サマークイーン賞(ダート1700メートル=1着賞金450万円)は7月28日、園田競馬場で大井、船橋、笠松、高知、佐賀からの5頭を含む12頭で行われた。
兵庫で総大将を務めるはずだったトーコーヴィーナスが出走を見送り、遠征馬が有利と見られていた真夏の牝馬限定重賞。今年も勝ったのは高知のディアマルコ(牝4歳、高知)だった。好スタートを決めてハナに立つ。道中でマイペースに持ち込むと、その時点で勝負はあった。直線では一方的に後続を突き放し、3馬身差の完勝。昨年は2番手から進めてトーコーヴィーナスをゴール前で差し切ったが、今年は悠々と逃げ切った。これが重賞6勝目。勝ち時計は1分51秒0。全て重賞で1、1、2、1着と相性のいい園田で、今年も高知のヒロインが躍動した。このあとはGDJ古馬シーズンの第7戦、秋桜賞(9月5日、名古屋)を視野に入れる。
2着に大井のプリンセスバリュー、3着には船橋のマテリアメディカ。3着までを他地区の馬が独占した。
永森大智騎手(ディアマルコ=1着)「『行けるなら行っていい』とレース前に先生と話していました。道中、いい感じで進めたことが勝因だと思います。最後までしっかり走ってくれました」
吉原寛人騎手(プリンセスバリュー=2着)「ディアマルコは強い。1700メートルは問題なかったけど、勝ちグセが消えたような感じで…。相手にしっかり逃げられてしまいました」
田中学騎手(マテリアメディカ=3着)「いいレースができた。相手が強かった。仕方ないです」
向山牧騎手(アペリラルビー=4着)「園田の馬場はよく合います。3歳馬は1頭だけだったけど、よく頑張っています。来年になれば良くなると思います」
下原理騎手(タガノトリオンフ=5着)「最内枠から行くつもりだったけど、相手の方が速かったです」


