前進気勢の目立ったクラウドノイズ、理想のハナに持ち込んだまでは良かったが、2番手ピッタリ付けたのがミスターダーリン。3角手前からは完全に馬体が合う。それでも懸命に我慢するグラウドだが、あと少しのところで脱落⑤着。
変わってミスターが先頭に出んとするもその外から浮上はマルカイグアス。道中は6番手、ジワジワとポジションを上げ一気に弾けた。500キロ以上の雄大なボディ。3歳になればもっともっと良くなりそう。初騎乗鴨宮Jの好リードも光った。
②着ミスターもしぶとく粘った、枠順がもう少し内だったならもっと際どくなっていたかも。
③着にはトウケイカッタロー。直線に向いたときはまだ前との差はだいぶあった。しかし、そこから持ち前の根性発揮、上がり39秒9は抜けた最速。
惜しかったのはゴールデンロンドン、ゴール前で2度前が詰まった、あそこでのブレーキがかからなければ突き抜けていたかも。
一番人気に支持されたウェラーマンは⑥着、4番手、十分に折り合いは付いていたが、ペースが上がってからの反応がなかった。経験差か。
■記者プロフィール
北防 敦(きたのぼう あつし)
ケイバブック チーフトラックマン
「競馬は調教から」をモットーに早朝からの調教取材を精力的にこなす。予想も、調教データを中心に組み立てる。