トップ > レース情報 > レース情報 > 第7回 園田オータムトロフィー
2024年度より、3歳兵庫3冠競走の3冠目として、格付けを重賞Ⅱから重賞Ⅰに格上げされた重賞競走(3歳・距離1700m)
兵庫3歳三冠競走の最終戦、園田オータムトロフィーが10月10日、園田競馬場で行われる。「ゲート再検査」のクリアが出走条件だった菊水賞馬、オーシンロクゼロが無事合格し、兵庫優駿馬のマルカイグアスとともに、春の二冠馬がそろって出走予定。この2頭を含めた春の実績馬に、トライアルを勝ったファッシネイトパイをはじめとする新興勢力がどこまで肉薄できるか、という構図となりそう。
兵庫優駿(以前の兵庫ダービー)を制し、3歳の頂点に立ったマルカイグアスが二冠を目指す。その兵庫優駿は2コーナー過ぎから仕掛け、3コーナー手前で早くも独走態勢。後続を寄せ付けず圧勝した。兵庫優駿は3番人気だったこともあって思い切った競馬ができたが、今回はマークされる立場になる。乗れている鴨宮騎手が今回、どんな手綱さばきを見せてくれるのかに注目したい。
同じく、二冠の資格を持つのがオーシンロクゼロ。デビューから4連勝で菊水賞を制した実力馬だ。大一番の兵庫優駿では、ゲート内で落ち着きを欠いて出遅れ。そのロスを最後まで挽回できなかった。9月末の再検査に何とか合格したとはいえ、依然としてゲート内の駐立に不安が残る。また、本番に向けてどこまで体調を上げていけるかも焦点となるだろう。ファッシネイトパイはトライアルのクリスタル賞を含め、転入後は2戦2勝。派手な勝ち方はしていないが、いずれも着差以上の強さを感じた。こういうタイプが本番では怖い。兵庫優駿で初めて土がついたウインディーパレスの巻き返しや、転入初戦で衝撃的な勝ちっぷりを見せたナリタセレーノなど、伏兵陣も虎視眈々。
■プロフィール
門田 光生
(かどた みつお)
サンケイスポーツ