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レース情報

第24回兵庫チャンピオンシップ

2023年5月3日(・水)

■園田競馬場 ■サラブレッド系3歳 ■距離:1870m

レース結果
レース映像

レース結果

圧倒的な1番人気に支持されたミトノオーが好スタートから一気の逃げ切りで重賞初制覇を果たした。ゴールデンウィーク真っただ中ということもあってか、場内は7000人近いファンで熱気ムンムン。そんな最高の舞台で最高の騎乗を披露する当たり、やはり千両役者は違うということか。
「久しぶりに園田で勝たせてもらいました(笑)。初めて乗ったんですが、いいレースができたと思います。フットワークが良くてパワーもある。小回りなのでラチを頼りに走ったほうがいいと思って逃げたんですが、後ろのプレッシャーがなかったのもあるけど本当に楽に走れました。この馬はもっと良くなりますよ。素直なので距離も大丈夫。将来性はかなりのものです」と絶賛。レジェンドジョッキーはいつになく饒舌だったが、それぐらい会心の勝利だったと推察する。

2着は4番人気のキリンジで、騎乗した下原は「テンに動けないのであの位置に。向こう正面でゴーサインを出しても動いてくれなかったので3コーナーまで待ちました。ハミを取ってからはいい脚を使ってるんですが、いかんせん勝ち馬が強すぎました。でも、力はありますね。先々は走ってくると思いますよ」。

3着はメイショウオーロラで、サンライズジークが4着。予想された通りにJRA勢の上位独占だったが、地方馬最先着で掲示板に載ったのはベラジオソノダラブ。「イメージ通りのレースはできたが、ペースが上がるとどうしてもついて行けない。これもいい経験ですね」と田中は兵庫ダービーでの巻き返しを誓った。

意外と動けなったのがビキニボーイで、陣営としても8着は不満だろう。吉村も納得のいかない走りだったようで、「なんでですかね?敗因が分かりません。終いは寄せてくる馬なんですが、ちょっとだらしなかったですね」。

瀬藤 治人

■プロフィール
瀬藤 治人
(せとう はると)

大阪スポーツ記者
86年4月専門紙記者となり、園田・姫路競馬のトラックマンとして活躍。04年に大阪スポーツの記者となる。長年の経験と鋭い分析による予想には定評がある。