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第52回兵庫大賞典 レポート

開催日 2016年5月5日(木)
場所 園田競馬場
条件 サラブレッド系4歳以上
距離 1870m

レース結果

園田競馬の“天皇賞・春”第52回「兵庫大賞典」がゴールデンウイーク・シリーズ最終日の5日、距離1870メートルにオープン12頭が激突した。中・長距離を使っているオープン馬の一線クラスが集結したが、3番人気エーシンクリアーがスタートを決めて主導権、頭差で激しい2着争いを演じる1人気アクロマティックに9馬身差を付けて圧勝した。同馬は昨年の姫山菊花賞以来の重賞7勝目、田中騎手は39勝目。
 左手を高々と何度も挙げていた田中騎手。レース後にクラを降ろした時の第一声が「うれしい」。そして「積極的にレースと思っていた。後は先頭に立つと遊ぶクセがあるのに気合い入れて馬が集中力を抜かないように注意して乗った。ゴールまで追うところはなかった」と勝因を語った。
 また、橋本明師も「追い切り好時計が出た。最高の状態だった。レースは田中騎手に任せた。このレースが目標だったから、次は未定です」。 「折り合っていた。相手と思っていたアクロマティックをマーク策に出た」(赤岡騎手)バズーカが向正面から動いた。4番手にいたアクロマティックも内で抵抗している。直線を向いて一旦はバズーカが2番手も「外に馬がいたら伸びる」(下原騎手)が差し返してゴール寸前に頭だけ出た。
 だが、その遙か9馬身前にエーシンクリアーがゴール板を通過していた。

PROFILE

池永博省
いけながひろみ

日刊スポーツ記者
入社以来40年にわたり園田・姫路競馬の担当記者として活躍。その経験に裏付けられたレース分析には定評がある。