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レース情報

第60回 兵庫大賞典

2024年5月2日(木)

■園田競馬場 ■サラブレッド系4歳以上 ■距離:1400m

出馬表 前回レース結果 前回レース映像

※出馬表はレース2日前の15時更新予定です。

レースの特徴

兵庫県競馬4歳以上の春のチャンピオンを決めるレース。

記者がお伝えする今回の見所

今年から千四で実施されるが、昭和の時代から見続けている古参のファンはピンとこないかも。強い馬は距離の長短を問わずに強い!距離別のスペシャリストが存在する現在とはかけ離れた時代だったが、そもそも兵庫の基幹距離は千四なのだから今回の距離短縮は英断と言えよう。他地区の馬にも門戸を開けばいうことなしだが、それは今後の課題ということで。
当然ながら異次元の走りを見せるイグナイターは高みの見物を決め込んで、王者への挑戦権を賭けた一戦といったところか。

姫路の兵庫WCで重賞初制覇を果たし、果敢に挑んだ黒船賞でも3着と気を吐いたタイガーインディ。その後はここに照準を合わせて丹念に乗り込まれており、仕上がりに関しては何ら不安はない。今年はDG競走で結果を出したい陣営としてはメンバー的にも黙っていられまい。
逆転候補にはドンカポノを指名。長期休養明けを2、1着と能力の高さを見せつけており、3走目の上積みも見込める。メンバーレベルを考えれば好勝負請け合いだ。
オーバーディリバーの前走は馬体減りが微妙に影響したようだ。慎重なローテも好感が持て、実績からもまとめて面倒見るシーンがあっていい。
サンロアノークの充実ぶりも素晴らしい。年齢的に大幅な上積みは望めずとも、一連の手堅い走りは地元馬同士なら何ら見劣らない。
決め手確かなハナブサにも注意が必要。いかにも吉村にフィットしそうなタイプで、定量に戻る今回は伏兵以上の評価が妥当だろう。
ナムラタタは前走で株を下げたし吉村も乗らない。しかし、ここで新春賞2着に注目する手はあるはず。馬券的な妙味はこの馬かも。
あくまで馬場次第だが、前走3着に復調気配が見てとれたディアタイザンの逃げにも注意を払うべきだし、人気薄で気楽に走れるケンジーフェイスとテーオーターナーも軽視は禁物。

瀬藤 治人

■プロフィール
瀬藤 治人
(せとう はると)

大阪スポーツ記者
86年4月専門紙記者となり、園田・姫路競馬のトラックマンとして活躍。04年に大阪スポーツの記者となる。長年の経験と鋭い分析による予想には定評がある。

過去のレース映像

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