トップ > レース情報 > レース情報 > 第1回 西日本クラシック
サラ系3歳限定 西日本交流 1870mで行われる。
2024年より3歳ダート路線が新体系になり、新設された重賞競走。
園田競馬の第1回西日本クラシックは5月1日、1870㍍で行われる。地元馬はクラシック路線を歩む有力馬がそろった。他地区勢は今年の兵庫3歳限定戦で大暴れ。レベル自体も高く、意地と意地がぶつかりあう、激しいレースが繰り広げられること間違いなし。
地元馬ではオーシンロクゼロが筆頭格になりそうだ。デビューは11月と遅くなったが、トントン拍子に出世。3連勝で挑んだ前走の菊水賞では好位のハコを取り切ると、最後は内を突いて抜け出した。まだまだ緩さのある体ながら、高いセンスを披露した。これからさらに良くなりそうな好素材。連勝街道を突き進み続ける。マルカイグアスはまだ粗削りなレースぶりだが、潜在能力の高さがうかがえる。2月のスプリングカップで名古屋、笠松勢を相手に2着と、西日本地区では上位の一角として考えていい。こちらも完成はまだ先でもパワフルな走りで好勝負へ。ウェラーマンも世代上位の一翼を担う。前走の菊水賞はたらればは禁物でも、展開のアヤもあったのは確か。明らかに地力強化を感じさせるし、調子も上がってきている。自在性兼備なのも好材料。もちろん上位争いが期待される。
遠征勢も力がある馬がそろった。高知のシンメデージーはデビューから5連勝と今だ底を見せていない。自在性があり、どこからでも競馬ができるのは強み。あとこれまで距離は7Fまでしか使われておらず、距離延長がポイント。これに対応できるなら、これまで通りの圧倒的なパフォーマンスを見せてもいいだろう。ワンウォリアーは確実に地力を強化している。近走は兵庫遠征の兵庫ユースカップ、ネクストスター西日本で2着と、リケアサブルに屈したが、能力の高いところを見せている。過去に千八戦での勝利があり、距離が延びるのは望むところか。強じんな末脚を武器に初タイトル奪取のシーンは十分に考えられる。ホーリーバローズはもまれながら力をつけている。土佐春花賞2着で、ネクストスター西日本3着と好戦。遠征や、馬場慣れが見込め警戒は怠れない。アグロドルチェはネクストスター西日本では8着と崩れたが、いい経験になったことは確か。距離が延びて良さが出るようであれば、上位争いを演じても不思議はない。
■プロフィール
桑原 勲
(くわはら いさお)
スポーツニッポン記者
経験豊かな知識と緻密な取材で、的確な予想を組み立てます。