トップ > レース情報 > レース情報 > 第54回姫山菊花賞
地方競馬全国交流・JBC指定交流レース第54回「姫山菊花賞」が10日の10Rにオープン馬9頭が1,700mに激突した。
圧倒的に1番人気タガノジンガロ(牡6、園田・新子)がハナを主張してGホース馬の力とスピードを見せた。遠征馬の回避が相次いで、交流レースになった02年から初めて地元馬だけのレースになった。
人気はタガノジンガロ、ハルイチバンが抜けた1、2番人気。スタートでこの人気両馬がハナを争った。田中ハルイチバンが枠を主張したが、木村タガノジンガロが必死に押っつけた。仕方なしに引いたハルイチバンは2番手で折り合いを付けた。この時点で1、2着は決まってしまった。
向正面からタガノジンガロのペースが上がった。ハルイチバンもスパートするが、並べない。上がり3ハロン37秒7で走られては太刀打ち出来ない。
後は3着争いに絞られたが、向正面から動いたシルクシンフォニーが直線で伸び、2着ハルイチバンに1馬身1/2差まで伸びた。3連単は1番人気に終わった。
優勝したタガノジンガロの次走は、京都・みやこS(11月9日、GIII)を使って、今年の最終目標は地元のGIII兵庫ゴールドトロフイー(12月24日)の予定。
■プロフィール
池永 博省
(いけなが ひろみ)
日刊スポーツ記者
入社以来40年にわたり園田・姫路競馬の担当記者として活躍。その経験に裏付けられたレース分析には定評がある。