トップ > レース情報 > 第10回兵庫若駒賞

レース情報

第10回兵庫若駒賞

2017年10月26日(木)

■園田競馬場 ■サラブレッド系2歳 ■距離:1400m

レース結果
レース映像

レース結果

 いまや出世レースとしてすっかり定着した感のある兵庫若駒賞を制したのはトゥリパ(平松徳厩舎)。好スタートから一気の逃げ切り勝ちに、平松徳師は満面の笑みを浮べながら「気負って走る馬じゃないので一度逃げる競馬をさせてみたかった。いいペースで行けたし、3コーナーでセイヴァーベナのマークを振り切った時点で何とかなるかなと。吉村が上手く乗ってくれたので、切れないけどしぶといこの馬の持ち味を最大限に発揮できた。今後は馬の状態を見てから。JRAの強豪がそろう兵庫ジュニアグランプリ(JpnⅡ・11月21日)には固執しないが、まあオーナーと相談してからだね。ローテーションは未定だが、大晦日の園田ジュニアカップを目標に仕上げていくことになると思う」。

 2着には直線鋭く伸びたフセノランが入り、1番人気のアゼツライトは3着に敗れた。しかし、ともにスムーズなレースができず、明らかに消化不良のレースだった。一方、勝ち馬は自分のペースも守っての逃げ切り勝ち。今回の結果だけで勝負付けが済んだとは言えまい。4着のセイヴァーベナも含めて、今後の巻き返しが期待される。

1着=トゥリパ(吉村智騎手)ゲートセンスのいい馬。スタートで抜けたので行ったけど、初めて逃げたせいか道中はふわふわした走り。最後までハミを取ってくれず、直線は差されると思ってヒヤヒヤした。結果的には気負わず走れたのが良かったんでしょう。
2着=フセノラン(宮下康騎手)1コーナーでごちゃついたのが敗因。3コーナーまでずっと周りが壁。スムーズな競馬ができなかった。最後は伸びただけに悔やまれる。
3着=アゼツライト(川原正騎手)プラス6キロは成長分。全然問題なかった。1コーナーで少し外を回らされたし、道悪も良くないのか向こう正面で手応えが怪しくなったからね。内を突いて盛り返したようにバテてはいないが、切れる脚を使えないのが響いた。
4着=セイヴァーベナ(田中学騎手)前走が前走なので逃げる展開は避けたかった。外の2番手はイメージ通り。仕上がりは良かったし、理想的な展開で勝ちに行っての結果なので仕方ない。
5着=スウォナーレ(竹村達騎手)無理せず入着狙いの競馬。このメンバーで5着は立派。厳しいペースに耐えたし、今後が楽しみになった。
6着=スーパージェット(永島太騎手)1コーナーの不利がすべて。それを思えば能力はある。一回でも乗っていればもう少し前へこれた。
7着=アセロラチャン(廣瀬航騎手)相手関係を考えれば期待以上に走ってます。幼いけどセンスを感じさせる馬。先々はもっと走ってくる。
8着=テルタイザン(杉浦健騎手)素質はあるが覚えなければならないことが多すぎる。速い流れに面食らって戸惑いながら走ってた。この経験が今後につながれば。
9着=メイクアラッシュ(大山真騎手)乗りづらさのある馬だが、きょうは1コーナーから全然ハミを取ってくれなかった。あんな馬ではないのに敗因が分からない。
10着=スターオオクリカラ(笹田知騎手)このメンバーでも前へ行けた。1コーナーで少しひるんだが、気後れせずに走れたのは収穫。
11着=イチノフリオーソ(下原理騎手)きょうのペースでも掛かり気味に走ってた。素質はいいモノを持ってる。キャリアを積めば楽しみな馬。
12着=アワジノベッピン(中田貴騎手)レース前はもっと離されるかと思ったが、最後までしっかり走ってくれた。この経験を自己条件に戻って生かしたい。

瀬藤 治人

■プロフィール
瀬藤 治人
(せとう はると)

大阪スポーツ記者
86年4月専門紙記者となり、園田・姫路競馬のトラックマンとして活躍。04年に大阪スポーツの記者となる。長年の経験と鋭い分析による予想には定評がある。