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レース情報

第17回兵庫ダービー

2016年6月16日(木)

■園田競馬場 ■サラブレッド系3歳 ■距離:1870m

レース結果
レース映像

レース結果

 1番人気のマイタイザンが好スタートを決めて抜け出したが、道悪を見越してか他の馬も随分と積極的。外から果敢に仕掛けたエイシンニシパが2番手で終始プレッシャーをかけ続ける異様な展開で、向こう流しはともかくスタンド前でもペースが落ち着く気配はない。こうなると先行タイプの馬には厳しい。伸びあぐねる好位集団を尻目に、充実振りにモノを言わせるエイシンニシパがノブタイザンを競り落として4コーナー先頭に。そして、そのまま押し切るかに見えた。しかし、最後の最後にどんでん返しが待っていた。ハイペースで追走に四苦八苦していたノブタイザンがゴール前強襲でエイシンニシパをクビ差退け栄光のゴールイン。奇しくもマイタイザンと同馬主、同厩舎、しかも担当厩務員まで一緒の馬がタスキを受け継いだかのようなドラマチックな結末を演出。「もちろん期待していたのはマイタイザン。1、2着で決まれば最高だと思っていたけど、こんな結末は予測できなかった。3コーナーでマイタイザンの手応えが怪しくなったときにノブタイザンを探したけどすぐには見つけられなかった。突き抜けた瞬間は一瞬きょとんとして放心状態(笑)。とにかくゲートが悪い。きょうもそう。でも、力はあるからね。今後は馬の状態を見てからだが、オーナーの意向に沿ってJDD(大井・7月13日)を目指すことになると思う」と新井隆師は満面の笑みを浮べた。
 1着=ノブタイザン(木村健騎手)ついて行けないぐらいのハイペース。コースが空かなくて直線も伸びあぐねたが、手前を替えたらグイッと伸びた。
 2着=エイシンニシパ(吉村智洋騎手)イメージ通りの競馬ができただけに残念な結果。僕がダービージョッキーになるのはまだ早いということでしょう。力があるのは分かってもらえたと思う。
 3着=トウケイヘイゾウ(大山真騎手)最初から上がり重点の競馬をするつもりでした。出遅れたけど最後は凄い脚。じっくり乗ったのが良かったんでしょう。
 4着=ナツ(川原正騎手)少し距離が長かったが牡馬相手にこれだけ走れば上等。内枠ならもう少し際どかったかも。
 5着=アサクサセーラ(竹村達騎手)前走に比べれば数段いい状態。終いもバテずにじりじり伸びた。このメンバーで掲示板に載ったのは立派。
 6着=タケマルビクター(田中学騎手)いい位置を取れたし、速い流れにも対応できた。なのに追い出してからが案外。いつものガツンとくる感触がなかった。
 7着=マイタイザン(杉浦健騎手)他も速いし競られるのは覚悟していた。それしにてもあんなに競られるとは。息を入れる間がなかったので最後は完全に止まった。
 8着=ハタノキセキ(下原理騎手)もっと前へ行きたかったが、あまりにペースが速いので自重した。なし崩しに脚を使わせては厳しい。
 9着=モズバンブルビー(笹田知騎手)欲を出して仕掛けたが、ずっとペースが速くてきついレースになった。流れに乗ることよりも自分の競馬に徹するべきでした。
 10着=ブルーウィザード(松浦政騎手)スタンド前でもペースが落ちず想定外の展開に。ああなると厳しい。それでなくてもトモが甘いのでコーナーをたくさん回らされる中距離は厳しい。
 11着=ケンキャクハーバー(吉原寛騎手)スタートが良すぎて、結果的にハイペースに巻き込まれた。どちらかというと短いとこ向きかも。
 12着=ジーニアスマアナ(永島太騎手)ローテがきついぶん疲れがあったのかも。出遅れて力を発揮できなかった。

瀬藤 治人

■プロフィール
瀬藤 治人
(せとう はると)

大阪スポーツ記者
86年4月専門紙記者となり、園田・姫路競馬のトラックマンとして活躍。04年に大阪スポーツの記者となる。長年の経験と鋭い分析による予想には定評がある。