トップ > レース情報 > 第11回兵庫若駒賞

レース情報

第11回兵庫若駒賞

2018年10月18日(木)

■園田競馬場 ■サラブレッド系2歳 ■距離:1400m

レース結果
レース映像

レース結果

 2度あることは3度ある。一昨年のナチュラリー、昨年のトゥリパに続いて今年も先頭でゴールを駆け抜けたのは未勝利馬のテンマダイウェーヴ。 スタートは横一線とはいかなかったが、テンマダイウェーヴは好位のインに潜り込むことに成功。ペースも落ち着き、自信を持ってレースを進められたのが直線の豪脚につながったということか。逃げ切りを図るアヴニールレーヴを直線半ばで交わすとあとは独走。渡瀬騎手は嬉しい重賞初勝利にガッツポーズで余裕のゴールイン。管理する新井隆師は「僕が助手として碇厩舎で修行してた頃からの付き合い。うちの馬にもたくさん乗ってくれてるし、重賞勝ちをアシストできてよかった」と自分のこと以上に喜んだ。今後については「いまのところ未定だが、最終的には年末の園田ジュニアカップ(12月31日)が目標になるかな」。

 それにしても多くの名馬を輩出した出世レースだが、3年連続未勝利馬が制覇するとは驚き。キャリアの浅い2歳戦で、しかも消長の激しい牝馬が人気を集めるレースの怖さだろう。あくまでオカルトの域は出ないが、来年以降は黙って未勝利馬を狙うのもありかもしれない。

 1着=テンマダイウェーヴ(渡瀬和騎手)あの位置は絶対に譲れないと思ってました。3コーナーで置かれかけたけど気合を入れたら反応してくれた。4コーナーでは手応え十分で前は交わせるかなと。バンバン乗っても体重が増えてたように調子が上がってたんでしょう。(重賞初勝利に)実感はないけどやっぱり嬉しいですね。スタッフに感謝です。
 2着=アヴニールレーヴ(下原理騎手)逃げてイメージ通りのレースができた。この馬なりに走ってる。勝ち馬にあの脚を使われたら仕方ない。
 3着=テツ(田中学騎手)放牧でパワーアップしてたが、気性面が幼くてまだまだ子ども。これからの馬だね。3着なら走ってるのでは。
 4着=ホマレボシセーラ(杉浦健騎手)欲を出さずに道中はじっとして終いに賭けた。しっかり伸びたし、意外と自在性もある。距離が延びても対応できそう。
 5着=アリアナティー(大山真騎手)スタートはあんなもの。出ないのは分かってたのでじっくり乗りました。直線は長い脚を使ってます。この馬は体調さえ整えば相当走りますよ。
 6着=ムーンコムレード(川原正騎手)現状はこんなものかな。走らない馬じゃないが、一線級が相手だとちょっと厳しいね。
 7着=リリコ(吉村智騎手)太かったかも。ゲートは出たけど前へ行けなかった。ああなると展開に左右されてしまう。
 8着=シップウジンライ(永島太騎手)連闘で疲れがあったのか走りにスムーズさを欠いてた。万全ならもう少しやれそうな雰囲気はある。
 9着=ジュウワンマックス(田野豊騎手)ペースがきつくて追走に苦労してたが直線は真面目に走ってひと伸びした。いい経験になったのでは。
 10着=フセノピュア(岡部誠騎手)スタートで万事休す。出ればハナか2番手のつもりが、外に張られてリズムが狂った。ああなるとキャリアの浅さが出てしまう。力はありそうだし、長い目で見れば貴重な経験でしょう。
 11着=カンビアーレ(永井孝騎手)ゲート出が悪いし、出てからも前へ進まない。ペースの落ち着く適鞍で競馬を教えていかないと。
 12着=インペルフェット(小山裕騎手)横に馬がいるときはよかったが、1頭になると内にささってやめてしまった。連闘で目に見えない疲れがあったかも。

瀬藤 治人

■プロフィール
瀬藤 治人
(せとう はると)

大阪スポーツ記者
86年4月専門紙記者となり、園田・姫路競馬のトラックマンとして活躍。04年に大阪スポーツの記者となる。長年の経験と鋭い分析による予想には定評がある。