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レース情報

第12回兵庫サマークイーン賞

2019年7月26日(金)

■園田競馬場 ■サラブレッド系3歳以上牝馬 ■距離:1700m

レース結果
レース映像

レース結果

26日、園田競馬場で行われた兵庫サマークイーン賞は地元期待のエイシンエールが最後方強襲の荒業で豪快な差し切り。とはいえ、道のりは平穏ではなかった。前走後はここ一本ローテで盤石の仕上げだったはずが、あろうことかスタートで致命傷とも思える出遅れ。並みの馬なら万事休すだ。それをカバーしたのが状態の良さ。早めにスパートしたステップオブダンスが先頭で4コーナーを回ったが、直線半ばでソラを使って急ブレーキ。これが差し馬の台頭を呼んだ。代わってオルキスリアンが栄光のゴールかと思われた瞬間、エイシンエールが上がり最速の強襲劇でV奪取。「追い切りはこれまでで一番。仕上げには自信がありました。外枠なので中途半端な前付けで外を回らされるのが怖かったんですが、こんな出遅れは想定外です。でも、競馬は何が幸いするかわかりませんね」と渡瀬寛師は照れながらも満面の笑み。次走は読売レディス杯(金沢)を予定しているが、牡馬相手の摂津盃(8月16日)に出走しても伏兵以上の存在になるかもしれない。ちなみにディアマルコ(高知)は5着に敗れ、同一重賞4連覇の偉業達成はならなかった。

1着=エイシンエール(田中学騎手)初めて乗ったけど完全な出遅れ。仕方がないので腹をくくって開き直って乗った。4コーナーでも手応えはあったけど、まさか突き抜けるとは。きょうは馬に助けられました。
2着=オルキスリアン(佐藤友騎手)初めての右回りは問題なかったけど、他馬にぶつけられてスムーズさを欠いたのが痛い。状態が良かっただけに勝ちたかった。
3着=エイシンミノアカ(吉村智騎手)道中の不利がすべて。最後はいい脚を使ってくれただけにもったいなかった。
4着=ステップオブダンス(吉原寛騎手)出負けして包まれたが、外に出すといい感じで上がって行けた。小回りなので勢いで仕掛けたが、先頭に立つと急に遊んでやめられた。でも、力のあるとこは見せたと思う。
5着=ディアマルコ(佐原秀騎手)マイナス馬体は関係ない。ただ、トモの状態が戻ってなくて本来の蹴りではなかった。ゲートは出たけど状態が良ければ逃げてたはず。過去3年のデキがなかったということ。
6着=ラストチャンスアリ(笹田知騎手)途中からペースが落ち着いたので折り合い重視で乗った。直線も脚を使ってるし、相手関係を考えればよく頑張ってます。
7着=ノーブルスノー(川原正騎手)跳びが小回り向きじゃない。外枠だったのでテンが速くなったのも良くなかった。
8着=ステップシュート(下原理騎手)最近はイレ込みがきついので積極的な競馬をするつもりでした。もう少し落ち着きがほしいですね。慣れれば千七もこなせます。
9着=クイントゥープル(杉浦健騎手)出てるのに他も速かったので仕方ない。道中はいいとこを通れたんですが、馬が少し戸惑ってました。
10着=ヴェルジェーズ(竹村達騎手)スタートは良かったし逃げてイメージ通りのレースができた。最後は力の差でしょう。いい経験ですね。
11着=カリテスグレース(大山真騎手)外枠がすべて。道中も入るとこがなくてコースロスが大きかった。内でスムーズな競馬ができればもう少しやれた。
12着=アグネスルコリエ(小谷周騎手)2走目とはいえ良化途上で本調子にはまだまだ。一線級が相手ではこの結果も仕方ないでしょう。

瀬藤 治人

■プロフィール
瀬藤 治人
(せとう はると)

大阪スポーツ記者
86年4月専門紙記者となり、園田・姫路競馬のトラックマンとして活躍。04年に大阪スポーツの記者となる。長年の経験と鋭い分析による予想には定評がある。