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レース情報

第58回六甲盃

2020年6月4日(木)

■園田競馬場 ■サラブレッド系4歳以上 ■距離:2400m

レース結果
レース映像

レース結果

2400㍍の長距離重賞「第58回日刊スポーツ賞六甲盃」は、5番人気で川崎から遠征してきたアッキー(牝7、林隆)が、後続の末脚を完封して逃げ切り、園田で重賞初制覇を果たした。勝ち時計は2分41秒2。1番人気で3連覇を狙ったタガノゴールド(牡9、新子)は2着、重賞連勝を狙った2番人気のマイフォルテ(牡6、田中一)は3着に敗れる波乱の結果となった。騎乗した中田貴士騎手(33)は昨年ののじぎく賞をチャービルで制して以来、重賞3勝目を挙げた。

「騎乗依頼が来た時からワクワクしていました」と六甲盃を待ちわびていた中田騎手の好騎乗が光った。

「ハナへ行こうと決めていた」と思い描いた通り、スタート後に出ムチを振るって先頭に立った。しかし、「初めて2400㍍で逃げたので、ペースが分からなかった」と1周目の向正面で手綱を抑えすぎたことにより、エイシンニシパに競りかけられてしまう予想外の展開となったが、もう1度ハナを主張するとそこからは独壇場だった。

「(道中は)しっかりハミをかんで行くくらい元気だったし、コントロールも大丈夫」と絶好の手応えで3角からスパートを開始すると、地元の絶対王者タガノゴールドとの差は広がりはじめた。

「直線のビジョンを見て差があったので、大丈夫だと思った」と直線半ばで勝利を確信すると、最後はタガノゴールドに1¼馬身差をつけて逃げ切った。今月9日に34歳の誕生日を迎える中田騎手にとって最高のプレゼントとなった。

管理する林隆之師(47)も「中田君が積極的に、うまく乗ってくれました」と誉めたたえた。「7歳牝馬ですが、ここに来て充実期を迎えています。遠征も3度目で慣れているし、また長距離のレースで好走してくれると思います」とタフネスな愛馬をねぎらった。

一方、3連覇を狙って1番人気に推されたタガノゴールドは好位の内に位置取り、理想的な展開に持ち込んだものの、逃げるアッキーを最後まで捉えることはできず2着に敗れた。下原騎手は「金沢(北國王冠)でアッキーが強いのは分かっていたので、4角で差がついたときに追いつけないと思った。自分の競馬はできましたが…」と無念の表情を浮かべた。 3着マイフォルテの田中一巧師は「少し内を通ることにこだわりすぎたかな」と4角でスムーズさを欠いたことを敗因に挙げた。前走オグリキャップ記念で大幅に減らした馬体を485㌔(15㌔増)まで戻した調整は見事だったが、地元の重賞初制覇は持ち越しとなった。

松本 健史

■プロフィール
松本 健史
(まつもと たけし)

日刊スポーツ