関西学生競馬予想リーグ2006

 園田競馬場ホワイトルームで12月20日(水)、東京スポーツ新聞社関西支社(大阪スポーツ)主催・兵庫県競馬組合後援の第2回「関西学生競馬予想リーグ2006」最終節(第10節)が行われた。
リーグ戦は阪大の優勝が決定しており、阪大の10連勝=完全優勝に焦点は絞られていたが、何と京大が意地を見せて全勝の阪大に土を付けた。
  

結 果
関西学生競馬予想リーグ2006(第10節)
(勝ち点15)

関西学院大学
エクリップスクラブ

関西大学
オフトラック

(勝ち点13)
(勝ち点18) 立命館大学
競馬ヒヒーン

大阪工業大学
Goku-Uma

(勝ち点6)
(勝ち点8)

京都大学

競馬研究会

大阪大学
競馬研究会

(勝ち点27)

 第2回「関西学生競馬予想リーグ2006」は阪大の優勝で幕を閉じた。
昨年は6大学の総当たりで各校5試合だったが、今年はそれぞれ2試合、計10試合にルール改正された。おのずと優勝争いは終盤までもつれると思われたが、阪大の強さたるや神懸りで、圧倒的な存在感で06年のシリーズを駆け抜けた。その軌跡を振り返ってみる。


《昨年最下位からイッキ頂点へ》
前半戦
開幕戦は5月25日で、オープニングカードは関大VS大工大、立命VS京大、関学VS阪大。幸先良く白星発進なったのは大工大、立命、阪大の3校。特筆すべきは3万馬券を的中させた阪大の強さで、対戦相手の関学を寄せつけなかった。昨年は見せ場なく最下位だったが、今年はひと味違うと強烈に印象付けた。
 第2節は6月25日に行われた。阪大、関大、関学の3校が勝利を収め、2連勝の阪大が単独首位に立った。先の長いバトルのはずだったのに、今にして思えばこの時点で阪大の優勝は決まっていたのかもしれない。そう言われても反論できない強さで阪大は白星を積み上げていくことになる。
 6月28日の第3節でも阪大は素晴らしいパフォーマンスを見せた。何と3節連続の万馬券的中という離れ業を演じて、土俵際でディフェンディングチャンピオンの関大に逆転勝ち。あたかも筋書きの無いドラマのような強さを見せつけ、まさに手が付けられない勢いだった。今年2月に導入された3連勝式馬券が阪大のスタイルにフィットしたのか、余裕の3連勝で首位をがっちりキープ。
 7月11日、第4節の阪大は、そこまで2勝1敗と好調の大工大と対戦。勝てば勝ち点で阪大に並ぶ大工大はヤル気満々。しかし、それでも阪大の勢いを止めることはできなかった。さすがに万馬券はヒットしなかったが、常勝軍団の阪大は手堅くポイントを計上。開幕以来の連勝を4に伸ばして勝ち点12としたのに対し、大工大と同じく勝ち点差3で阪大を追っていた関学は京大相手に痛い引き分け。辛うじて勝ち点1をゲットしたものの、阪大との差は勝ち点5に開いた。
 前半戦の折り返しとなる第5節は、8月9日に行われた。厳しい残暑の影響か、朝から馬券戦線は大荒れで、各校とも快音は聞かれずじまい。絶好調の阪大といえども例外ではなく、いつものクリーンヒットが出ない。しかし、そんなときでも首位チームは冷静だ。一発狙いの大振りは避け、バットを短く持ってセンター返し。ソツのない頭脳プレーを見せ、これまでとは一転して地味にワイド(170円)を的中させノーヒットの京大を退け5連勝。前半戦終了時点のトップは勝ち点15の阪大。3勝2敗の立命が勝ち点9で2位に進出したが、勝ち点以上に勢いに差があった。各校が一通り対戦を終え、姫路競馬の開催中はリーグ戦は小休止。勝負事は運に左右されるだけに、2ヶ月の空白が風向きを変える可能性は十分あった。リーグ戦を盛り上げる意味でも、そうなることを願っていたのだが・・・。


《追う立命を突き放し2節残して栄冠 阪大》
後半戦
後半戦のスタートとなる第6節が行われたのは10月9日。本格的な秋競馬の季節を迎えたが、やはり阪大は強かった。関学を一蹴して6連勝。勝ち点を18に伸ばし、いよいよ独走態勢に入った。追いかける立命も頑張っているのだが、あまりに阪大が強すぎる。離れずに付いていくのがやっとで、何とか京大を下して勝ち点差6に踏みとどまるのが精一杯。そういう意味でも立命は次節の阪大との直接対決を制するのが至上の命題だった。
 注目の第7節は10月19日。阪大の連勝を阻止すべく背水の陣を敷いた立命だったが、勢いの差はいかんともし難く完敗。勝ち点の差は9に開き、阪大の背中ははるか彼方に遠のいた。この勝利で阪大は残り3節を残して3連敗さえしなければ優勝という圧倒的に有利な状況を築いた。たとえ3連敗しても立命が3連勝しなければ優勝なのだから、この時点でV当確ランプがともったようなもの。
 11月3日の第8節は阪大の優勝が決まるかどうかが焦点だったが、ここでも阪大は圧倒的な強さを発揮。メーンレースでお得意の万馬券ゲットのオマケ付きで、2節を残して優勝を決めた。昨年は最下位だったのに、見違えるほどの躍進ぶり。対照的に昨年の優勝校・関大は今年は引き立て役に回らされた。
 11月30日に行われた第9節は消化試合になるのではと危ぐされたが、完全優勝を目指す阪大が会場を盛り上げてくれた。下位に低迷する大工大を寄せ付けずに9連勝をマーク。夢の10連勝に王手をかけた。
 そして迎えた12月20日の最終節。勢いそのままに阪大が京大を粉砕するかと思われたが、京大が意地を見せて全焼の阪大に土を付ける波乱。しかし完全優勝こそ夢と消えたが、今年の阪大の強さは別格だった。最下位に終わった昨年も参加していた永田健二郎さん(経済3回)に聞いてみた。「勝因は今年から導入された3連単、3連複うまく活用できたことです。それと、うちは人数が少ないので意見調整がスムーズでした。ちょっと出来過ぎの気もしますが、連覇を目指して来年も頑張ります」。優勝カップを手に表情を崩していた。


個人戦
京大・岩下さんが連覇
 並行して行われた個人戦は第1節で首位に立った岩下誠さん(京大・法3回)が昨年に引き続いて連覇を果たした。前半の貯金がモノを言った格好だが、一度も首位の座を明け渡さなかったのは立派。ゴール寸前の強襲で優勝をさらった昨年とは違って、今年は正攻法で押し切った。基本スタンスは軸1頭の3頭マルチ。「来年は忙しくなりそうですが、時間が許す限り参加します。もちろん狙いは個人戦3連覇。できればチーム成績もアップさせたいですね」と、笑顔で語ってくれた。ちなみに今年の皆勤賞な永田さんと岩下さんだけ。2人には皆勤賞の連覇も目指してもらいたい。
 なお、副賞として優勝チームのメンバーと個人戦の上位者、総勢8人を29日に大井競馬場で行われるGI第52回東京大賞典に招待する。


2006
戦績

阪大 立命 関学 関大 京大 大工大 勝ち点
阪大 ○○ ○○ ○○ ○● ○○ 9 1 0 27
立命 ●● ●○ ○● ○○ ○○ 6 4 0

18

関学 ●● ○● △○ △△ ○○ 4 3 3 15
関大 ●● ●○ △● ○○ ●○ 4 5 1 13
京大 ●○ ●● △△ ●● ●○ 2 6 2 8
大工大 ●● ●● ●● ○● ●○ 2 8 0 6